投資していると常にあるのが暴落というリスクです。大切な資産を守りつつ、資産形成をしていかないと逆に資産を減らしてしまうことにもなります。今回の記事では暴落相場への備えについてまとめてみました。
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今回の記事の内容は以下の通りです。
そもそも暴落相場とは?
言葉の定義
まずは暴落相場という言葉の定義を確認してみます。
暴落:相場(株価)が急激に大きく下がること。崩落ともいう。
株は買われれば価格が上昇して、売られれば下降します。
相場に参加している多くの人が、次々と株式を売っていくことで大きな下落相場になることが暴落になりますね。
暴落相場に強い投資商品とは?
暴落する相場でも大きく資産価値を減らさない、逆に資産が伸びる可能性のある投資商品とはどんなものでしょうか?
ざっくりとした分類で一覧にしてみましたので、長所・短所と合わせてみてみましょう。
| 投資商品 | 特徴 | 長所・短所 | |
| 金 | 物理的な資産、インフレヘッジ、歴史的に安定 | 長所 | 経済不安時に価格が上昇する傾向、長期的に保有することで資産価値が上昇する可能性 |
| 短所 | 変動性が高く、価格が大きく変動する場合がある | ||
| 債券 | 安全資産、安定的な利回り | 長所 | 株価が下落する局面で資金が流れ込む傾向、高格付けの債券は比較的安全 |
| 短所 | 金利変動の影響を受けやすい、価格が変動する場合がある | ||
| 不動産投資 | 物理的な資産、インフレヘッジ | 長所 | 長期的に見れば資産価値が上昇する可能性、家賃収入を得ることができる |
| 短所 | 初期費用が高額、流動性が低い、管理の手間がかかる | ||
| 高配当株 | 安定的な配当収入、下落相場でも一定の収入を得ることができる | 長所 | 株価が下落しても配当収入は得られる |
| 短所 | 株価が下落するリスクがある、企業の業績悪化により配当が減額される可能性がある | ||
| REIT | 不動産に投資する投資信託、不動産投資のメリットを享受できる | 長所 | 分散投資が可能、流動性が高い |
| 短所 | 不動産市場の動向に左右される、運用費用がかかる | ||
現物資産の金や債券といった株式投資に対してリスク・リターンが少ないものが多く並んでいます。
暴落時は株式売却によって資金流出があって、その資金がどこに行くかになるので、株式とは別の値動きをする商品に資金が集まりやすいといえます。
セクターの分散=リスク分散。投資のキホン!
資産形成においてはリスク分散は基本的なポイントになります。一つの投資商品に投資をしている場合、その投資商品の価値が下がってしまうとそのまま自身の投資資産が減ってしまいます。
複数の商品に分散することで、リスク分散につながっていきます。
ポートフォリオにリスクに強い商品を加えることで、暴落にも備えつつ資産形成を進められることになります
過去の暴落相場に学ぶ1 リーマンショック(2008年)
リーマンショックの概略については日経新聞の記事を引用いたしました。
時系列ごとに発生した事項も記載がありましたので参考にしてください。
以下、日経新聞の記事かか引用
リーマン・ショック 2008年9月15日に起きた米投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻を機に、世界的な金融危機と不況に発展した現象のこと。巨大金融機関への救済措置がとられなかったことで市場参加者に不安が広がり、企業にお金が出回らなくなる信用収縮が深刻化した。

実際の株価を主要指数である日経平均(青色)、S&P500(赤)、NASDAQ(水色)抜き出しみました。予兆とみられる下落相場がじりじりと続いて、リーマン・ブラザーズの破綻から大きな下落となっています。
各指数が下落前の価格水準に戻るまでには、かなり期間の差がありますね。
日本は回復している機関に東日本大震災も2011年に経験しており、経済回復に大きな期間を要しました。
経済活動は世界各国で影響しあっていますので、一つの国に限らず複数国に分けることで下落リスク、回復までのスピードなどのリスク分散に通じますね。
株式投資であれば、安く買いたいとこですが、回復を見込んでさがったところで購入するとしても、
①どの程度の期間保有するのか?
②購入してからさらに下がった場合はどうするのか?
例えば、買い増しする、もしくは損出しするのか?
③前提の①が崩れた時の対策は?
といった事前に想定をしておくことも重要です。
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過去の暴落相場に学ぶ2 バブル崩壊(1989年)
日本で起こった高度経済成長からのバブル崩壊は振り返れば失われた10年や30年といわれ、日本経済を長く苦しめてきました。
当時の日本は経済成長がものすごい勢いで進み、最近のインフレよりも物価、特に地価や不動産価格の急騰と金利上昇により発生しました。
経済に勢いがあったのは間違いありませんが、それ以上にインフレが進んでしまった結果ですね。
現在、インフレによる物価上昇が続いていますが、金利の上昇は緩やかに進んでいるのは、このバブル崩壊を教訓にしているためですね。
株価だけでみますと、当時の最高値を更新できたのは2024年3月のことで約32年もかかってしまいました。
長いデフレ経済からうまく脱却(インフレと実質賃金の上昇)していけるかが日本経済復活のカギかと思います。
暴落前から塩漬けにしていた場合は、ようやく含み益になったところですが、2008年ごろの最安値ごろから購入していれば+200%にもなります。
下落相場に対して、持ち続けてよいのか、どこかで仕切り直しをするのがよいのか、考えておくことも大事ですね。

過去の暴落相場に学ぶ3 コロナショック(2020年)
2020年に発生した中国を起点に世界中にパンデミックを引き起こしたコロナウィルスは、各国の経済に大きな影響を与えました。特にロックダウンによる都市封鎖や海外渡航の禁止などにより、これまでの消費活動はできなくなってしまいました。
このコロナショックですが、上述した2つの例に比べて、株価の回復が早いのも特徴です。

この株価の動きは、一般の消費活動が出来ないことと政府からの給付金、企業支援政策など各国が大きく影響していると思います。
特に通常消費されるはずの飲食費、旅行などが出来なくなってしまい、お金の使い道が制限されたことでこれまでよりも投資などに資金が流入していったことも影響していると思います。
わずか半年ほどでショック相場前の株価に戻っていることなど、暴落相場の内容、その後の国の施策によって値を戻すまでの期間も変わってくることがわかります。
この時は、
・在宅ワークが増えたことで、パソコン関連の需要が増大
・コロナウィルスのワクチン開発などによる製薬会社への注目、動向が注視される
といった世の中の動きに関連する銘柄が相場をけん引していきました。
成長を期待する投資先として、暴落に関連する銘柄や、現状の問題点を解決するような銘柄などは検討余地があるのかもしれません。
また、生活必需品の食料品メーカーなども買い支えられていきました。
まとめにかえて
これまでの内容を最後にまとめていきます。
- 暴落相場では株価は大きく下がるリスクがある
- 暴落相場にも強い投資商品がある
- 暴落した後の株価の回復は暴落の内容や世の中の状況によって違うため、投資内容や目的に合わせて、事前に損切りや買い増しといった作戦を考えておくこと
- 一つの銘柄に投資せずに必ずリスクを分散しておくこと。
投資をしていれば、必ず暴落相場と向き合うタイミングがあります。
あらかじめ想定してどうしておくかを決めて準備をしておけば、逆に資産を増やすチャンスにもなります。
しっかりと準備をして投資を成功できるように備えていきましょう!



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